夫婦円満とは

ごきげんよう、夫婦仲が良い男爵です。

身の回りのご家庭を見ていると、様々な夫婦関係があるなあと思います。もちろん「この夫婦はいいなぁ」というところもあって、そういうところは参考にさせてもらっているのですが、「こういうのはちょっと辛いね」というところも散見されます。

自分なりに夫婦仲を良くするにはどうしたら良いのかというのを、妻との話題になるので、少し書き出してみたいと思います。

「察して文化」

一緒にいて時折ハラハラする夫婦から感じるのは、「口には出さなくてもこちらの気持ちをわかって当然」という感覚です。「こうしてほしい」も「これは嫌だ」も割とストレートに表現することにしている我が夫婦からすると理解が難しいのですが、自分の要望をあまりはっきりと口にしたくないようなのです。

一応推測すると、はっきりと要望を表現すると、相手にお願いする立場(つまり相手より下)になるのに対して、こちらの気持ちや状況を察することが出来ない相手が「使えない」という評価になるように見えます。

加えて、もちろんはっきりとお願いしているわけではないので、はっきりと相手に対して否定することもできないので、その場合は「不機嫌」という形(態度)で表現することになります。

「不機嫌」

この「不機嫌」というのも夫婦仲を徐々に悪くする麻薬のような行動パターンです。というのも、言葉で何かを主張すると当然相手も言葉で反論してくる可能性があるわけですが、「不機嫌」という態度の場合、「別に怒ってないしー」とシラを切ることができます。論理的な反論を防ぎながら、相手に対して「自分のせいで不機嫌になってしまったかも」という圧力を掛けることができます。まぁ便利な戦術です。そりゃクレーマーとかが多用するわけです。

ですがお互い慣れてくると、先に不機嫌になった方が有利だということに(無意識かもしれませんが)気が付きます。結果、何かあるとすぐに険悪なムードになってしまう夫婦になってしまいます。

 

男爵家のルール 

ということで、他山の石として我々夫婦が設定しているルール的な項目は、

  1. 「察して文化」禁止
  2. 不機嫌は周りに対する攻撃

です。

1は、こちらが明示していない希望や要望を相手が理解していなかったり誤解していたりしても怒らない、ということです。

2に関しては、先程挙げたような具体的な不満だけではなく、なぜだか分からないけど感じてしまう不安やイライラについても適用されます。「察して文化禁止」とも関係しますが、そういった不安やイライラを感じている時は、むしろ素直に言ってくれれば、慰めたり気晴らしを企画したりといった対応策を採ることが可能なのですが、黙って不機嫌になられていると、相手もどうしてよいのか分かりません。

そもそも自分のイライラを不機嫌という形で最愛の人にぶつけるという行為自体が相手からしたら「本当に自分のことを愛しているのか?」と疑問を感じさせる下手な戦術だと思います。

逆に大事な人から「慰めて」と言われたら、そりゃ一生懸命慰めますよね。正しい方法で甘える方が、不機嫌より圧倒的にコストパフォーマンスが高いと思います。

 

まぁ他にもいろいろあるのですが、続きはまた。